「バカにされるのが嫌で…」という心理

かつては「当たり前」だったMT免許も、AT車が市場のほとんどを占めるようになった現在では、「理由がないと選ばないもの」という位置づけに変化しつつあります。しかし、今でも「とりあえずMTを取っておこう」という感覚で取得する人もいるようです。
ある20代の男子大学生は、「特に理由はないのですが、バカにされるのが嫌だったんですよね。ネットでAT限定が色々言われているのを見て、『そう思う人も結構いるんだなぁ』って。なんとなく、この先免許の話になったときに、裏で見下されるのも面倒な気がしたんですよ」と語ります。彼は続けて、「取ってからMTを運転したことはありませんし、この先も多分ないと思います。世間体のためだけに取った感じですね。あ、でも、一度MTの操作を知ったことで、ATの楽さを実感できたことはよかったかもしれません」と、自身の選択を振り返りました。
ネット掲示板やSNSなどでは、MT派とAT派の間で度々論争が巻き起こり、終着点のない議論が繰り広げられています。AT車が圧倒的多数を占める現在でも、「AT限定はダサい」といった意見は残っており、そうした世間の風潮を気にしてMT免許を取得する人も少なくないと考えられます。
実際にMT免許が役立つ場面は少なくなっていますが、今後もさまざまな理由から、MT免許を取得する人は根強く残っていくと見られます。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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