この新しい理解は、薬物乱用に対する私たちの取り組み方を根本的に変える可能性を秘めています。
これまでの「薬物が脳を壊す」という見方を超えて、「脳構造の違いが薬物使用リスクを生む」という新しい見方へと私たちの視点をシフトすることで、多くの若者が薬物に頼ることなく、自分らしい才能や個性を健やかに伸ばせる社会へとつながるのではないでしょうか。
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元論文
Neuroanatomical Variability and Substance Use Initiation in Late Childhood and Early Adolescence
https://jama.jamanetwork.com/article.aspx?doi=10.1001/jamanetworkopen.2024.52027&utm_campaign=articlePDF%26utm_medium=articlePDFlink%26utm_source=articlePDF%26utm_content=jamanetworkopen.2024.52027
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部