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高速道路上の車両故障は“タイヤ”のトラブルが半数

高速道路上の車両故障は“タイヤ”のトラブルが半数

「故障車が止まっているためのため渋滞」どんな壊れ方してるの?高速道路上での車両トラブルでいちばん多いのは何か
(画像=©琢也 栂 /stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

さらに細かく部位別でみていくと、最も多いのがタイヤで発生率は全体の49%を占めることがわかります。主な故障原因はパンクやバースト、さらには空気圧不足です。

「故障」という言葉はパンクやバーストと結びつきにくいかもしれませんが、高速道路での車両故障渋滞は、ほとんどがタイヤトラブルが原因であると言ってよいでしょう。

次いでオルタネーターが4.3%、冷却水が4.0%と続きます。オルタネーターではブラシ不良やレギュレーター不良、ダイオード不良とコイル断線が主な原因となり、冷却水においては不足や水漏れ、汚れや凍結が故障原因です。

以下、潤滑油が3.7%、トランスミッションが2.4%、バッテリーが1.1%となり、ごく少数ですがラジエーターファン、クラッチ、ファンベルト、IGコイルイグナイタの故障も発生していました。

一般道でもタイヤの故障は多いですが、全体に占める割合は32.1%。この結果から、高速道路では、電気系統のトラブルよりも走行装置(特にタイヤ)のトラブルが圧倒的多数を占めていることが分かります。