映画館の人にも、いつもそれは驚かれるんです。「サメっていつもこんな感じなんですか!?」って。こっちが聞きたいよって話です(笑)。

───それは別に理由が判明している訳ではないんですね。

中野:なんででしょうね。でもね、やっぱり皆さんサメ映画ルーキーさんのXでの投稿だったりを見ていらっしゃる方が圧倒的に多いです。

ですから、皆さん結構そうやって劇場に来たら「サメ映画がなんたるか」みたいなものをわかってらっしゃる方が多いので、どんなひどい作品でもクレームいただいたことはほぼないですね。劇場の方にも、「なんかサメ映画のお客さん、いいお客さん多くてあったかいですよね」って言われてます。

読者へのメッセージ

───では最後に、無茶振りで大変申し訳ないんですが、このインタビューを読んでいる読者にお2人から一言ずつコメントをお願いします。

中野:フィクションとしてのサメ映画を楽しんでいただいて、本物のサメとは別物として楽しんでいただく。サメ映画に関しては、面白かったり怖かったりっていう体験もできるので、「どっちもいいもんだ」って感じて、楽しんでいただければいいんじゃないかなっていう風に思います!

サメ映画ルーキー:「こういう風にサメを捉えてる人間がいるんだ」っていう発見もあると思うので、楽しみ方の1つとして見ていただければいいなっていう風に思います。

インタビューを終えて

私は幼少期から水族館が好きで、サメを好きになったという経緯があります。幼いころは特に、生きている、動いているサメが大好きでした。

そんな中で、水族館より身近にサメを感じることができるものはなんだろう……と考えた時に最初に思いついたのが「サメ映画」でした。単純に映画としても楽しめるサメ映画は、特に魅力的なジャンルの作品に感じていました。

本物の生きているサメとは別物として考えても、作中で忠実にサメが描写されていればそれはそれで素晴らしいと思いますし、一方で3個頭があるサメやトルネードに乗って飛んでくるサメといったサメ映画も、それはそれで直感的に面白いと感じます。