石破茂首相は、アメリカが求める対日貿易赤字の削減に応じる形で、日米の関税交渉でアメリカ車の輸入拡大を議論する考えを示しました。しかし、その実現手段については不透明です。まさか政府が税金を使って米国産の車を買うつもりなのでしょうか。

トランプ政権も、早く結果を出さなければならないという焦りを感じているようです。交渉は日本だけでなく18カ国とも同時に進んでおり、どこも決着がついていません。しかしその中で、日本が最も圧力に弱く、赤沢大臣は足元を見られており、とても妥協点を探れるような交渉状況ではありません。