かばんの中には当日の打ち合わせで受け取った不正薬物の密輸入の容疑者や大麻の実の受取人など187人分の住所や氏名、事案の概要が書かれた行政文書9枚のほか、自身や調査課の職員の個人情報が含まれた業務用のノートパソコンなども入っていたということです。

職員は飲食店で午後6時ごろから午後11時までビールを9杯飲み、紛失した場所は覚えていないということです。

財務省はこれまでのところ、これらの情報が不正に使われたという連絡は入っていないとしています。

財務省は「国民のみなさまの信頼を大きく損なうもので深くおわび申し上げる」としたうえで、紛失した職員については厳正に対処するとしています。

(2025/2/10 NHK)

重要書類を持っていたのに5時間も飲み歩いていて、紛失についても記憶もろくにないなどという説明はブログ主は非常に強い疑問を抱きます。

不正薬物の密輸入で売人や受取人などと目される人達のリストと、それぞれについての概要が書かれてた文書9枚と、データが入っていたパソコンをまるっと紛失したことになっています。

言い換えれば麻薬取締部や警察が特にマークしているであろう人達のリストでしょう?

今時わざわざこれを紙に印刷して持ち歩くなんて情報運用的に考えてもありえない話です。

リストにしてわざわざ紙に印刷したものを持ち歩いて「帰りにがっつり飲み歩いたので紛失しました。どこで紛失したかも記憶にありません」なんて言い訳で済ませるのもおかしな話です。

むしろ意図的に情報を流出させていたのではないか?

この点を疑わざるをえません。

ちなみにこの件での財務省の処分は減俸10分の1を9ヶ月間とのことです。

軽いですね。

この事件について報道は極めて軽い扱いですが、覚醒剤取引の取締を強化している警察の動きを考えると、なおさらこの財務省の官僚が起こした事件というのは問題が大きいと思います。

財務省は非常に問題のある不審な事件を起こしていると言えます。