これにより、1日に繰り返される“ループ”の回数が格段に増えるのです。
次に、フィードバックを強化するために使ったのが付箋でした。
彼はそれぞれのマイクロタスクを1枚の付箋に書き、終わったら紙をくしゃくしゃにして、透明な瓶に放り込むことにします。
この行動には「触覚・音・視覚」の三重の報酬があり、「達成感」がリアルに感じられるといいます。
そしてこの付箋ライフハックによって、日常のタスクでも「行動→結果→報酬」のループが短時間で繰り返され、エロー氏はなすべきことに集中できるようになりました。
しかし、実践していく中で、このライフハックにはひとつだけ欠点があると分かりました。
書くのが面倒くさいのです。
20枚、30枚と毎日手書きするのは時間がかかり、時には面倒でサボってしまうのです。
そこで登場するのがレシートプリンターです。
New experiment alert: Receipt printer to make tasks tactile? Thanks to a HN post that’s what I’m experimenting with 🧪
Let’s see what we learn! 😍 pic.twitter.com/EMXLQNDh5J
— Ashley Hindle (@ashleyhindle) June 16, 2025
エロー氏は、POSレジで使われるサーマル式のレシートプリンターを活用し、自作スクリプトで日々の習慣やタスクを自動印刷する仕組みを作り上げました。
これにより、数十個のタスクを一瞬で印刷でき、1タスク1枚で手軽に使えるレシート紙が“付箋”の役割を果たすようになったのです。
サーマルプリンターはインク不要で低コストであり、ロール紙1巻で数千のタスクが出力できる実用性も魅力です。
さらに、曜日ごとに異なるルーチンを出力することで、生活のテンポに合わせた“習慣トリガー”も設定可能となりました。