なお、GSが調べた1928年以降のシーズナリティでは6/23以降はしばらく不調で、6月末を通過すると資金流入が復活しやすいように見える。
6/13時点の物となるがGSの今後の各営業日のインプライドVolも流れてきており、7月に入ると関税交渉で3ヶ月延期されたデッドラインが近付く7/7に警戒が集まる。
Op Ex前のものとなるがBofAのディーラーガンマは下値でポジティブガンマ、上値でネガティブガンマという最強構図が続いていた。
とはいえ上値の手当は近い方から進んでいるようで、ショートカバーを誘発しやすい水準は6200より上まで後退している。これが更にOp Ex通過でどう変わったかはまだ分からないが、まさか山と谷が深くなることはないだろうから、5800台のサポートも6200超えのショートカバートリガーも、これまでよりは弱まるのではないか。自社株買いもブラックアウトにどっぷり浸かり始めたため、ここまでに見られた下値の堅さが減衰する複数の要因が重なっている。
という色々と力関係が変わり始める節目でNAAIMは総楽観に触れており、これでは非常に悲観的にならざるを得ない。
2週間ほど前から本ブログは一貫して6/20のOp Exをじり高が終わる日柄の目途としており、爆弾が落ちようと落ちなかろうと6/20から6/30にかけての日柄では慎重になる予定であった。そういう意味で本ブログのタイムスケジュールには雨が降ろうと爆弾が降ろうと変更はない。
テクニカル。先週の記事では「基本的に5800 -6060レンジ、その内側で作るなら5861 -6026レンジからは逸脱しづらいだろう」としていたが、6026はともかく6060の上限は実に綺麗すぎるほどワークした。よもや「遠くの戦争は買い」の一環である緊張緩和期待で週前半に6060直下で高値を追い掛けた人はいないだろう。
週足上ヒゲの6050までレジスタンスが降りて来る。4/24に上方ブレイクされて以来一度も下方ブレイクされていない25SMAは6/20に初めて接近され、これが下方ブレイクされれば5月を中心とするじり高局面の一服を示唆する。