2位には2選手がランクイン。1人目は京都サンガのFWラファエル・エリアスで、最新市場価格は2.50m€(約4億2,090万円)。昨夏にブラジルのECクルゼイロから残留争い渦中の京都に加入し、15試合で11ゴール1アシストと驚異的な活躍を見せた。ハイペースでゴールを量産し、J2自動降格圏付近を彷徨っていたクラブを見事残留へと導いた。今シーズンもここまで16試合8ゴール4アシストとチームの躍進を支え、J1を席巻。市場価値の大幅アップにもうなずける。
2人目は柏レイソルのDF田中隼人で、最新市場価格は1.00m€(約1億6,840円)。柏の下部組織で育ち、2022年にトップチームに昇格。プロ入りした2年間は思うような成績や出場機会が得られず、2024シーズンにJ2のV・ファーレン長崎へレンタル移籍。新天地では38試合全てに出場し、リーグ3位フィニッシュに貢献するなど飛躍した。今シーズンからは所属元の柏に復帰し、ここまで14試合に出場。持ち味である足元の技術の高さが、リカルド・ロドリゲス監督が目指す攻撃的サッカーに適合したようだ。昨シーズンの活躍に加え今シーズンの攻守における好パフォーマンスが市場価格の大幅アップにつながっているのだろう。

1位:高井幸大
上昇額:1.95m€(約3億2,830万円)
1位には、川崎フロンターレのDF高井幸大がランクイン。最新市場価格は2.50m€(約4億2,090万円)と前データより約3億2,830万円アップした。川崎の下部組織で育ち、2023年にトップチームに昇格。長きにわたってチームの守備を支えたDF谷口彰悟の海外移籍や守備の要であったDFジェジエウの長期離脱など緊急事態が発生したシーズンだったが、彗星の如く現れたのが高井だった。
強靭なフィジカルや読みの鋭さ、足元の技術の高さを兼ね備えており、その姿は高井が憧れるDFファン・ダイク(リバプール/イングランド1部)を彷彿とさせる。