3人目は湘南ベルマーレからサンフレッチェ広島に完全移籍したMF田中聡で、最新市場価格は1,3m€(約2億1,890万円)。昨シーズンは湘南で33試合5ゴール4アシストをマークし、チームのJ1残留に貢献している。球際の強さと豊富な運動量はJ1屈指。広島では、2025年3月5日に行われたAFCチャンピオンズリーグ2の準々決勝第1戦(ライオン・シティ・セーラーズ/シンガポール)でゴラッソを決め、世界を驚愕させた。
4人目は浦和レッズのMF渡邊凌磨で、最新市場価格は1,3m€(約2億1,890万円)。ドイツでのプレー経験もある渡邊は足元の技術に優れ、複数人を優に交わすドリブルや精度の高いラストパスでのチャンスメイクが可能な攻撃的なMFである。昨シーズンは自身初となるJ1全試合に出場。6ゴール5アシストを記録し、飛躍のシーズンとなったことが市場価値上昇の一因か。今シーズンはここまで17試合6ゴール1アシストと得点量産体制に入っている。現在開催されているFIFAクラブワールドカップにも帯同しており、日本時間6月22日に行われたイタリアのインテル戦(1-2)にも出場し、先制ゴールをマークしている。この活躍を見る限り、市場価値はさらにアップするだろう。
5人目はFC東京のDF土肥幹太で、最新市場価格は800k€(約1億3,470万円)。父は元日本代表で2006年のドイツW杯にも参加した土肥洋一氏。2023年にFC東京U-18からトップチームに昇格した土肥は、同年J1で1試合に出場。翌シーズンはプロのスピード感にも徐々に慣れ、出場数を16試合に増やした。今シーズンはここまで16試合全てに先発出場しており、指揮官の信頼を完全に勝ち取ったと言えるだろう。チームは不調だが、185センチの長身を活かした空中戦の強さやビルドアップ能力はリーグでも指折りで、さらに飛躍する可能性を秘めている。右肩上がりで出場時間を伸ばしてきていることが市場価値を高めた一因だろう。近いうちに海外でのプレーや日本代表入りも期待されているチーム屈指のホープである。