上に貼り付けた画像Figure 3.12のグラフのタイトルは “The Last Train for Pension Reform Departs in …” となっています。

これは有権者に占める50歳以上人口の比率が過半数の50.1%に達して、年長者の政治的なウェイトが高まると年金改革の終電が出てしまう、という趣旨です。

このグラフでは、世界各国の有権者の多数派が50歳を超えるまでの猶予を記載しています。

そしてここには日本が記載されていません。

クソニートくん
クソニートくん

なんで?

Murasaki
Murasaki

さぁ。書き忘れじゃないのか?

次に人口動態を見てみましょう。

2020年ごろには、日本人の半数が50歳を突破している

2014年に吉川晶孝氏(博報堂)がIT mediaビジネスに寄稿した記事を引用します。2014年時点で、2023年に50歳以上の割合が50%を超えることがわかりました。

IT mediaビジネスより

ちなみに、少子化の速度は2014年時点の推計よりさらに加速しているので、もっと早くに日本人の半数が50歳以上になった可能性があります。

実際、2020年には日本人女性の半数が50歳以上になりました。

WWDより

以上から、男性を含めても2020年過ぎごろには日本人の半数が50歳以上になったと見て間違いないでしょう。

ちなみに、上記のグラフは日本人全体であることに注意が必要です。

なぜなら、有権者は20歳以上(2020年から18歳以上)なので、有権者のうちの50歳以上 という観点で考えたら、さらに終電は早くに出ている可能性があります。

実際に以下の記事では、日本の終電が出てしまったのは2009年であると主張されています。

年金改革の終電は出てしまったのか?

Murasaki

Murasaki

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