つまり、政治家が“勝ちたい”と思えば、やるべきことは明白です。

未来を語る必要はありません。 高齢者にウケる政策だけやっていれば、選挙には勝てます。

改革なんていらない。 痛みもいらない。 「このままでいい」と言い続けた人間が、生き残る。

その結果どうなるか。

医療費は下がらない。 年金は減らせない。 社会保障は増え続ける。 税負担は若い世代に集中する。

要するに、“高齢者のための国家”が出来上がってしまったのです。

クソニートくん
クソニートくん

いや、、、これは、、。

Murasaki
Murasaki

あぁ。終わりだ。 日本のサ終も近いかもな。

しかも、そこにズルなんてありません。制度として極めて民主的に成立してしまっていることがポイントです。

ここが最大の問題です。 暴力も独裁もありません。 ただ、多数決のルールに従っただけで、未来が殺されていく。

それが今の日本における「シルバー民主主義」です。

そしてこの構造は、 もはや誰にも止められない「末期症状」なのです。

クソニートくん
クソニートくん

そんな。。、 日本はもう終わりなの???

Murasaki
Murasaki

あぁ。老人のせいでな。

ここまで聞いて、「たとえシルバー民主主義であっても これから変えていけばいいじゃないか」「まだやり直せる」「高齢者は悪くない!!!!」と反論が聞こえてきそうです。

ですが、あらゆる統計データや論文を読んでも日本はとっくに詰んでしまっている可能性が極めて高いです。

終電仮説――もうだれも降りられない

シルバー民主主義で日本はどうなるのでしょうか?

ヤバいのは、子供を産み育て生産活動に従事する現役世代が少数派になってしまう状況で民主主義ゲームをプレイすることです。

民主主義において、少数派はプレデター(多数派)に食い物にされる

日本の多数派が高齢者になってしまったら、極めて真っ当な民主主義の手続で 高齢者向けの政策が実現され続けることになります。