185cmの長身を誇る大型ボランチで、守備だけでなく後方からのボールの引き出しなど前方とのつなぎ役も果たしている。残念ながら代表活動中に負傷し、後半戦を迎える柏にとっても手痛い怪我となったが、復帰後の活躍とさらなる成長が楽しみな選手である。

MFマテウス・ブエノ(清水エスパルス)
今季3シーズンぶりにJ1で戦う清水エスパルス。そんな清水が前半戦をトップハーフで折り返せたのは、今冬ブラジルのグアラニより加入した新戦力MFマテウス・ブエノの働きによるところが大きい。ここまでリーグ戦は全試合にスタメン出場。昨季チームに加入したMF宇野禅斗と多くの試合でボランチを組み活躍している。
対人守備の安定感はもちろん、豊富な運動量と前方へのボール供給意識の高さが大きな魅力。効果的なボールを前線のMF乾貴士らに供給し、攻撃面での貢献度も光る。後半戦もキーマンの1人として活躍が期待されている。

MF渡邊凌磨(浦和レッズ)
大型補強を行いながらも今季は開幕から4戦未勝利と苦しんだ浦和レッズ。そんな浦和の復調に一役買ったのがMF渡邊凌磨だ。第7節のセレッソ大阪戦で今季初ゴールを挙げると、続く第8節の清水戦ではGKも棒立ちの鮮やかなミドルシュートで得点をマーク。前半戦でチームトップの6ゴールを挙げる活躍を見せた。
キックの質の高さが大きな魅力。ゴールだけでなく、チャンスメイクでもキーマンとなれるキック精度を誇る。他クラブと異なり、まずはFIFAクラブワールドカップに集中することになる浦和だが、シーズン後半戦も上位争いを繰り広げるため、渡邊のさらなる活躍に注目したい。
