2022、2023シーズンは3位、そして昨季はリーグ2位とあと一歩優勝に手の届かないサンフレッチェ広島。今季こそは、との思いが強いチームの1つであることは間違いない。そんな広島の守備を支える選手の1人が加入7年目を迎えたDF荒木隼人だ。

圧倒的な空中戦の強さや身体の強さは外国籍選手にも一切引けを取らず、その強みはセットプレー時などにも活き、今季はここまでチーム2位の3ゴールをマーク。攻守で自身の持ち味を存分に発揮している。残りの19試合で悲願の優勝に辿り着くべく、守備はもちろん得点面でもキーマンの1人であることは間違いない。


安西幸輝 写真:Getty Images

DF安西幸輝(鹿島アントラーズ)

直近は2年連続5位でシーズンを終えている鹿島アントラーズ。今季は新指揮官に川崎フロンターレに黄金期をもたらした鬼木達氏を迎え、新たなスタートを切っていた。前半戦、そんな鹿島で最も多くのゴールを演出したのがDF安西幸輝だ。

ここまで19試合とほぼ全試合に出場し、鋭いグラウンダークロスなどで4つのアシストをマーク。左サイドから攻撃を牽引している。2018年に鹿島に加入し、途中海外での経験も経て今季が7シーズン目となる安西。常に上位につけながらも優勝を成し遂げられなかった悔しさを晴らせるシーズンとなるのか、引き続き注目だ。


熊坂光希 写真:Getty Images

MF熊坂光希(柏レイソル)

昨季の下位低迷から監督交代を経て、今季はここまで2位と好調な柏レイソル。多くの新戦力を迎えてスタートを切ったが、最も際立つ活躍を見せているのは2年目のMF熊坂光希ではないだろうか。その躍動ぶりは日本代表を率いる森保一監督の目にも留まり、6月に行われたFIFAワールドカップアジア最終予選のメンバーにも選出された。リーグ全体でも1、2を争う出世頭と言えよう。