誰も目にすることのできない遠い未来の宇宙最期の光景ですが、人類の想像力と科学の力でそこに少しでも光を当てようという研究です。
「宇宙の死」は従来考えられていたより早く訪れるかもしれませんが、それでも私たちには気の遠くなるほど長い時間が残されている――この新理論は、悠久の宇宙に対する畏怖と、科学の探究心の両方を感じさせるものです。
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元論文
An upper limit to the lifetime of stellar remnants from gravitational pair production
https://doi.org/10.1088/1475-7516/2025/05/023
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部