小アジ釣りはわずかな時間しか勝負できないので、釣れなかったら旧一文字に移動して落とし込み釣りにしようと内心思っていたが、2番船の出船前のアナウンスでハッとさせられた。

タコ釣り開幕
「1番船ではタコ釣りの人が20人ほど旧一文字に渡っていたので、この船でも沖の北の外向きには十分入れます」とのアナウンスは、波止タコシーズン開幕で沖一文字に釣り座の空き枠が出来たことを意味していた。
ならば沖一文字でオイルフェンス際での竿下サビキ釣りも、落とし込み釣りも出来ると一筋の光が見えた思いだった。2番船は5:30に出船し、波止タコ釣りの人が旧一文字に下りた後に沖一文字に渡った人は私を含めて10人余りと少なく、波止上も中央のポンプ小屋より南方向は比較的空いていた。
しかし、竿下サビキ釣りの限られたポイントとなっていたオイルフェンス際は、既に始発便で渡った釣り人が6人ほど陣取っていての、希望と不安が入り混じったスタートとなった。
なお、岸和田一文字の詳しい特徴その他の解説は、過去の投稿「大阪湾の沖波止紹介:岸和田&泉佐野一文字 都市近郊でアクセス良好」をご覧いただきたい。
竿下サビキ釣りのタックルとエサ
短時間勝負、とにかく釣り始めないという思いで、オイルフェンス極の先客の釣り人に並んで竿下サビキ釣りを開始した。竿下サビキ釣りのタックルは、磯竿5号5.4mに、ミチイト4号を巻いた両軸リールをセット。
撒き餌カゴはサビキの上下それぞれに付けるダブル方式とし、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介する。サビキは白色のケイムラタイプのスキンで、ハリスは2号を選択した。
オイルフェンス極の水深が5m足らずで、タナは底ギリギリをわずかに切るイメージで、置き竿にしてアタリを待つ。
