今年久々に本を出してから、今までとは違うタイプの読者とどんどん繋がって世界が広がった感があるんですが、一番「今までは繋がれてなかった繋がり」として、こういう「カルチャー界隈」で生きてる人たちと仲良くなってきたのは大きいなと感じてます。

僕は色んな読者の人と「文通」しながら人生を考えるという仕事もしていて(ご興味があればこちらからどうぞ)、それで繋がってくれた「カルチャー界隈」の人たちと最近色々と深い話をするようになって、今まで相互理解が全然できてなかった「お互い」のことを急激に理解できるようになってきた感じなんですね。

ちょっと図式的な話をすると彼らの共通点は、

・安倍政権時代はだいたいかなり強い「反アベ」だった。 ・神宮外苑再開発にも当然反対するのがデフォルトだと思っている。

⋯という感じなので、「そういう人たち」と僕が最近すごい「仲良い」感じになってきてるってなかなか底流的な大きな変化を感じるところがあります(笑)

でもこれは、世界的に「アメリカ一強時代」が終わって新しい多極化の時代になっていくにあたって、過去20年は当然だった「対立の図式」ごと消滅して新しい流れになってきてることを反映しているのだと思います。

その結果として、世界中では真っ二つに分断されて「不倶戴天の敵」になっちゃうような人間関係を、東京では「同じ目線を持った仲間」として繋ぎ止めて新しい解決策を作っていける情勢にできる余地が生まれていると思うし、なんとかそれを実現する流れを呼びかけていきたいと考えています。

例えば、僕がこないだ出した『論破という病』という本に書いてある、

「日本にとって安倍政権が必要とされていた意味」を直視しないと”その次”を現実性を持って描くことはできない

という話を主に失業率の問題から分析している話や、以下記事などで僕が主張している(『論破という病』の中でも書いている)、