小滝が現れ、2番目の淵では20cmのイワナを追加しました。そして左岸を進んでいくと、4mほどの滝壺に到達。大物への期待を込めて粘ってみましたが、アタリはありませんでした。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へキャッチした3匹のイワナ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

イワタバコの若葉が美しい杉苔の倒木を交わし、明るく開けた落ち込みで釣れたのは、20cmほどのヤマメでした。痩せて細長い体に無数のパーマークが並び、その姿はまるでマムシのようなワイルドさを感じさせます。本流であれば、さらに大きく育っていたかもしれません。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へヤマメをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

その後、暗く不気味な淵が現れました。やや躊躇しながらも竿を入れてみると、小刻みなアタリ。釣れたのは、黒っぽく、まだサビの残る18cmほどのイワナでした。サンショウウオのような色合いです。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へ黒いイワナ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

枝沢の発見

かなりの源流部まで遡ってきたところで、水量も少なくなり、右岸から枝沢が合流しているのを確認しました。ザイルは持ってきていなかったので、無理は禁物ですが、少しだけ遡ってみることにしました。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へ枝沢を遡上(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

20cmのイワナをキャッチ

小さな落ち込みが開けた場所に出ると、無数の小さなヤマメたちが、飛び交うカゲロウを夢中で捕食している光景が広がっていました。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へヤマメがたくさん(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

振り込んだエサにはまったく見向きもしません。しばらくその様子を見惚れて眺め、「ここは種沢だ」と確信しました。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へ種沢(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

その後、沢の本流との合流点に戻り、20cmのイワナを追加したところで納竿としました。

最終釣果

魚籠の中には、イワナが5匹と、ヤマメが1匹入っていました。奥多摩での日帰り釣行としては、満足のいく結果です。

奥多摩での渓流エサ釣りでイワナ・ヤマメを手中【東京】険しい沢を登り源流へ最終釣果(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)