新卒採用の見直しが広がっています。新卒採用市場が活況を呈する中で、あえて採用人数を大幅に減らす企業が出てきています。大和ハウス工業は、2026年卒の採用人数を前年度の約670人から150人にまで8割近く削減する方針です。

人事部長は「全社的に適正人員を見極めるため、経営判断として大幅に削減した」と説明しているそうです。

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こうした動きは他の大手企業にも広がっており、新卒の売り手市場はあと1~2年で終わる可能性もあるという見方も広がっています。

新卒は教育コストがかかるうえに初任給も上がっていて、企業にとっては割高な存在になりつつあります。ただ、中途採用に切り替えたからといって、思い通りに適した人材が見つかるとは限らず、うまくいくかどうかは慎重に見極める必要がありそうです。