この件について山尾志緒理は2016年4月6日の記者会見でこう説明していました。

事務所のガソリン代だが、平成23年から25年まで調べたところ、次の通りだった。23年が247万2352円、24年が、これが突出していると指摘を受けている年だが429万2818円、25年が141万7443円だった。月別に調べたところ、月に30万円を超えたのは23年8月から24年5月、この期間だけだった。この期間は、私の事務所に在籍していたある秘書の在職期間とほぼ合致していることも分かった

「例えば、具体的に申し上げると、突出していると指摘を受けている平成24年でみると、追加チャージの履歴がなく、私のスタッフが保有しているカードと無関係と思われるレシートの枚数は、1月26枚、2月28枚、3月32枚、4月24枚、5月14枚、6月0枚、7月0枚、8月2枚、9月1枚、10月1枚、11月2枚、12月5枚だった。平成24年でみると、こういったレシートは135枚分のレシートとなる」

「申し上げた秘書が在籍をしていた1月から4月までで、124枚にのぼっている。92%がこの時期ということになる。それ以降の8月から12月までは11枚、約8%ということになる。多額のガソリン代金の支出にこの秘書が関与している蓋然(がいぜん)性が相当に高いと判断をしている」

2011年から2013年。

それで特に件の秘書がいたのは2012年1月から4月まででこの期間に集中していたと説明して片付けましたが、これ以降ガソリンプリカの異常な計上についてはメディアも追及しませんし、本人も説明しませんでした。

当時の菅野志桜里氏と同じ選挙区であった愛知7区の自民党の鈴木淳司議員と比較してみましょう。

【山尾】 2012年 230万円 2013年 82万円 2014年 86万円

【鈴木】 2012年 35万円 2013年 26万円 2014年 26万円

たしかに2012年は突出していますが、他の年でも同じ選挙区のライバル議員よりも3倍も使っている事になっています。