そして自分の強みを自分一人のためではなく、他人のために使うという視点も重要です。

たとえば、あなたが感じている職場の非効率さや、日常生活の不便さを、家族やチーム全体の効率化に役立ててみてください。

自分の“細やかな思考”が、他人の時間を生み出す力になるかもしれません。

たとえば、100人あるいは、1000人の効率性を高める方法を開発できるでしょうか。

もし、1000人の時間を5分節約できるなら、合計83時間を生み出したことになります。

これを週1回に拡大できれば、年間で4333時間の節約になり、フルタイム2人分の労働時間を生み出したことになります。

もし毎日5分に拡大できるなら、年間で15人分の労働時間を生み出したことになるのです。

自分の気づきを行動に移せば、それだけ大きな価値を生み出せるかもしれません。

もしあなたが「私は考えすぎてダメだ」と感じているなら、自分にこう言ってあげてください。

「考えすぎる自分は、実は他人よりもずっと深く世界を見ているのかもしれない」と。

まずは今日、ひとつだけでいいので、自分の気づきを行動に変えてみてください。

あなたの思考は、未来を変える力になるかもしれません。

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参考文献

5 Things Overthinkers Excel At
https://www.psychologytoday.com/us/blog/in-practice/202506/5-things-overthinkers-excel-at

ライター

矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。

編集者

ナゾロジー 編集部