都が、物価高騰に喘ぐ都民の気持ちを顧みず、あろうことか、それを利用して、都民への生活支援を隠れ蓑・大義名分に“選挙対策の「バラマキ」”を行っているものだと断じ、都議会で唯一我が会派だけが反対致しました。

大阪万博噴水ショーでレジオネラ属菌発生。懸念的中!巨大噴水・水質問題

我が会派は、世界最大級の噴水「ODAIBAファウンテン」事業公表直後から、環境・衛生面における懸念を持ち、都議会で唯一水質基準や根拠法令につき指摘してまいりました。ついては海水や循環水を用いた演出により、最も避けなければならないのが、レジオネラ菌であることを第一回定例会一般質問で指摘しておりました。我々の心配は的中し、昨日大阪・関西万博において、海水を使用する噴水ショーが、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたため中止されたと報道がありました。まさに、都が進めるODAIBAファウンテン事業においても、同様のリスクを感じた都民の不安は拭えないにもかかわらず、同事業の汚水対策・循環設備・メンテナンス体制などを、一切都は明らかにせず、本会が先日行った情報開示請求でも、全て不開示ななか、明白な水質管理基準がないまま巨額の予算が投入されるのは極めて問題で、都民の安心・安全よりも、見栄えや話題性が優先されている印象・懸念を否めません。

誰がこの噴水を必要としたのか、なぜ会場のこの場所に、いかなる経済効果を期待して建設されるのか。その意思決定プロセスを明らかにすべく、本会は令和3年から令和5年度に実施の「臨海副都心における来訪者等実態調査報告書」を公開請求し、分析しました。「より魅力的なまちに必要なもの」という設問に対し、来訪者の回答で最も多かったのは、令和3年度は「自然の景色を楽しめること」、4年度は「おしゃれな街並みを楽しむ」こと、5年度は「イベント」に次いで「自然の風景を楽しめること」が多数を占め、新設が求められている施設も、商業施設やカフェ・レストランが多く、水族館や美術館などの学習施設が上位に挙げらていたのです。噴水は来訪者は望んでおらず、のにぎわい創出の名の元の小池都政のエゴである、と断言いたします。

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