この傾向は日本だけではなく、台湾と韓国が先行しました。シンガポールもそうですね。それらの国は「頑張れば金持ちになれる」という餌をぶら下げられた国々であり、それをタイが追随し、ベトナムも追いかけます。キリスト教のフィリピンですらもはや少子化時代で東南アジアで人口維持ができるのはインドネシアがギリギリでとどまっているだけなのです。止まらない少子化を止めるには人類からインターネットとスマホを取り上げる以外方法はないわけで、それが嫌なら少子化ありきの制度設計をするしかないと思います。政府の少子化対策には限界があると思います。

後記 シェアハウスの新規契約交渉で最近多くの中国系の方が英文の契約書を丹念に読み込むので正直びっくりしています。質疑のやり取りもまるで企業相手にリーガル闘争をしているようなケースもあります。普通の経営者なら「面倒くさい客は取らない」のだと思うのですが、私は逆に闘志を燃やし、相手をどこまで納得させられるかとことん勝負します。ある中国系の方が私に「日本滞在でいろいろお世話になったのはひろさんだけだった、ありがとう」と言われたときは諦めずにやり取りしてよかったと思いました。ビジネスチャンスを取捨選択するのは私には100年早いと思います。頂いたチャンスには全力でお返しする、この姿勢は大事だと思います。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年6月7日の記事より転載させていただきました。