イーロン マスク氏とも大喧嘩してゼレンスキー氏の二の舞となりました。今までアメリカ大統領に公然とケンカを吹っ掛けるなどあり得ないことだったのです。それがこう続くとなれば誰もが思うのです。「俺もいざとなればブチ切れるぞ」と。トランプ氏は内政でも成果が生まれているのかわかりません。上院で審議中の減税法案を私は「最低の法案」と申し上げましたが、マスク氏も同じ意見のようです。トランプ氏は不法移民から留学生まで外国人排斥をしていますが、それはアメリカを曇りガラスの瓶に閉じ込めてしまったと言わざるを得ません。一度魅力を失うと回復するには長い時間がかかるのが普通です。そろそろアメリカ国民は声をあげるのでしょうか?
止まらない少子化
私、ハラリ氏の「サピエンス全史」を読んで思ったことがあるのです。人類は様々な種が生存競争を繰り返してきた中で種の栄枯盛衰が必ずあるのだ、と。つまりサピエンスが絶対王者になるわけではなく、地球上で様々な人種、それこそ肌の色の識別レベルではなく民族まで落とし込んだ時、人類ほど環境適応ができているようで出来ていない種はないのかもしれないと感じたのです。特にこの100年ほどは産業や技術的進歩に目が行きがちですが、人類繁栄という点では既にピークを越えたように感じるのです。

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なぜ少子化が止まらないのでしょうか?ずばり種の保存の意識が薄れたのではないでしょうか?現代人は自分中心なのです。仮に結婚しても自分たち夫婦中心なのです。子供の養育をしやすくさせる政府や自治体の様々な施策は表面的な繕いでしかなく現代人の本質を突いたものではありません。もっとわかりやすく言うと人類がもっと暇ならば家庭に戻り、家族は大きくなるのです。様々な刺激が内外で増え、最近はスマホいじりと現代のミーイズムが主流となり、誰に聞いても「忙しい」と言います。忙しければ家族を思うことはなく、子供を作る意思も生まれないのです。