しかしそれは同時に、需要を押し上げて物価をさらに上昇させるリスクを孕んでいます。

特に、2025年現在 日本は物価が上昇しインフレ局面を迎えています。この状況で減税を行うのはリスクが高いと言わざるを得ません。

NHK

インフレ要因爆弾② 赤字国債

「チ … チギュッ!!!!」

「消費税減税した分、赤字国債発行しちゃうぜ!!!!」

消費税収の減少分を補うために政府が国債を増発した場合はどうなるでしょうか。

一部の界隈では前頭葉を停止しながら「国債は無限に刷ってOK!!なぜなら通貨発行権がある!!!!」と喚くことが流行っていますが、そううまくはいかないでしょう。

なぜなら、日本の通貨である<円の信用は 新型コロナウイルス禍以降継続的に低下し続け、国債の利息が断続的に上昇している状況が続いているからです。

Murasaki
Murasaki

利息が上昇しているとは言い換えれば「利息を高くしないと誰も日本円を買ってくれない」ということだ。これは日本円の信頼が失われている直接的な証拠だ。

クソニートくん
クソニートくん

どっひゃ〜〜〜

円の信用が損なわれ、円安が進行する→輸入品が値上がりする→さらにインフレ加速という悪循環に陥る可能性もあるのです。

インフレ要因爆弾③ 少子高齢化

更に日本に追い討ちをかけるのは少子高齢化でしょう。

なぜなら、働き手が減ると需要が変わらなくても供給サイドが小さくなることを意味します。還元すれば、供給が弱くなるので、相対的に需要が大きくなり、結果インフレが加速するということです。

Murasaki
Murasaki

いままで1,000本作ってたガリガリ君ソーダ味が100本になったら取り合いになるだろ。

結果、値段を釣り上げても商品が売れるようになるんだよ。

このような状況下で消費税減税を行うのは、握手だと言わざるを得ません。

どのような政策が正しいか?

ここまで見てきたように、消費税は日本の財政と社会保障制度を支える重要な柱です。