こんにちは、自由主義研究所の藤丸です。

「初心者のための経済学シリーズ」の第3回目は、 「お金とは何か?」です。

お金。

ちなみにシリーズ第2回は「コストとは何か?」です。シリーズですが、完全に独立しているので3回目からでもお読みいただけます。

「お金は悪の根源だ!」

と言われることがあります。

「お金は強欲と同義であり、お金を欲しがることは本質的に悪いことだ」

と教えられることさえあります。

しかし、これは違います。

お金は人類史上、最も重要な発明のひとつです。

たとえば、家、スマートフォン、本、新しいゲーム、新しい服、車、お気に入りのレストランでの食事など、さまざまなものが人生を豊かにしてくれます。

しかし、もしお金を存在せず(お金を使ってこれらを購入することができず)、欲しい物を自分自身で作るしかなかったとしたら、これほどの豊かなものを享受できるはずがありません。

幸いなことに、お金のおかげで、他の誰かが作ったものを購入することができます。つまり、自分自身ですべてを生産する必要がなくなったのです。

自分ですべてを生産するのではなく、自分の得意な仕事に特化(専門化)するのです。

その特化した仕事でお金を稼ぎ、そのお金で他の人が作った製品やサービスを購入できるのです!

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「当たり前やん!」と思った方、そうです。そのとおりです。

しかし、このあたりまえのように思えることは、いつの時代も常にそうだったわけではありません。