レアスキル、といっても飛び抜けて天才的なことが出来なくてもいい。たとえば英語の業務経験があり、AIを使って労働生産性高く仕事ができ、さらに何らかの専門領域のスキルや経験があるというものである。

現在、会計やマーケティング、法務などで仕事をしている人は、さらに英語を勉強しAIをスキルとして身につければ、それができない人に圧倒的に優位性を築くことができる。

もちろん、時代は変わるので求められる水準がさらに高まることは想定されるが、そんな事を言いだしたら何もできることはなくなる。さらにその変化が自分のキャリアに直接的に影響を及ぼすまでは、まだ時間は残されていると考え、今できる努力は今すぐしておいて損はないだろう。

もし大企業勤務だからと自分の価値を高める努力をしなければ、勤務先ごと蒸発するリスクが来ないことをお祈りするしかできなくなる。これは戦略的とはいえない。「勤務先の好業績」を願う前に、自分の市場価値を上げる方が再現性が高く、現実的だ。

 

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