5月17日のWEリーグ最終節、ちふれASエルフェン埼玉戦(於.熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)の観戦に訪れた浦和サポーターによって掲げられた弾幕に、不可解な監督交代に踏み切ったクラブ首脳への怒りが凝縮されている。「笑顔あふれる浦和レッズレディースを返せ!!!」、「『チームの成績に関わる範囲で最も責任を負うのは監督です』誰の言葉?」、「3連覇とアジアへの挑戦権のための『一切の疑念なき監督更迭』…結果は?責任は?」と、厳しい言葉がぶつけられた。

WEリーグ3連覇の夢、来季のアジアコンペティション挑戦権、選手たちの自信や笑顔、いかなるときもクラブを支えたサポーターとの一体感。クラブ首脳の失策により、これらが瞬く間に失われるシーズンとなってしまった。サポーターからの信頼を回復し、彼らの理解や共感を得ながら一体感を醸成する。クラブ首脳がここに心血を注がなければ、来季の復権は成し得ない。