活動はそれだけにはとどまらず、2016年に発生した熊本地震や、2020年の豪雨災害でも復興支援活動を行うなど、様々な社会活動に尽力。2021年に公開の某インタビューでは「サッカーで得た影響力を、困っている人たちのために使いたい」と語り、被災地の子どもたちにサッカー教室を開くなど、継続的な支援を続けている。

李忠成氏:個人投資家、整骨院経営
元日本代表FW李忠成氏は、2023年にアルビレックス新潟シンガポール(2022-2023)で引退した後、そのままシンガポールに滞在し個人投資家として活動。現役時代から経営していた整骨院も含め、ビジネス的に成功している。
李氏は、サウサンプトン(当時イングランド2部)所属時(2012-2014)、当時リーガーの多くが練習の空き時間にパチンコなどに興じているのに対し、チームメイトが副業ビジネスをしている姿に感化されたという。
整骨院を開業したのは浦和レッズ(2014-2018)に移籍した2014年だが、当時のミハイロ・ペトロヴィッチ監督とフロントに呼び出され、「ピッチ上のことに集中しろ」と注意されたことを明かしている。現役時代からセカンドキャリアを構築する難しさを示すエピソードだ。
ちなみに李氏の副業の成功は、チームメイトに好影響を与えた。興梠慎三氏(2024年引退)は2019年にローストチキン店を関東に出店し、同年に槙野智章氏(2022年引退)は整髪料をプロデュース。一方で李氏は、次代を担うストライカーの育成などにも注力しているようだ。
那須大亮氏:YouTuber
那須大亮氏は2019年にヴィッセル神戸(2018-2019)で現役を引退した後、YouTuberとして活動を開始。サッカー界の裏話などを配信し、若者からの支持を集めている。