2. 日本の財政は均衡に程遠く、これ以上、国債発行は絶対に増やすべきではない(国債発行つまり借金は減らしていくべき)。政府の借金の返済は、税金(インフレ税含む)によるしかなく、1と同様に財産権の侵害である。
3.政府の行うことは最低限にとどめるべきであり、大幅に歳出を削減するべき。例えば、年金や医療保険などの社会保障は縮小し廃止するべき。
特に、現在の政府支出と政府債務の大きさを考えると、大幅な歳出削減を断行することが重要だと考えます。また、1と2を行うためにも3は必須です。
「Japan’s Debt Markets “Implode”」の元の全文は以下から読めます。文中の(※)は筆者です。
「日本の国債市場は “崩壊”している」
日本の債券市場は「崩壊」しており、首相は状況を「ギリシャよりも悪い」と述べました。
2012年に国債の4分の3が債務不履行に陥ったギリシャと同じような状況です。
日本はアルゼンチンに代わってIMFの申し子になるのでしょうか?
日本の財政的窮地
ここ数十年、日本は崖っぷちに立たされています。政府債務はGDPの263%に達し、アメリカで言えば65兆ドルの債務です。
これは従来のレッドラインであるGDP比100%をはるかに超えています。
実際、2012年当時のギリシャの債務残高の2倍以上です。
日本の巨額の債務がこれまで維持されてきたのは、日本政府の債務の大部分が日本国民によって保有されているからです。日本人は国内資産を好む強い傾向があり、国債を銀行や生命保険会社に預けています。