こんにちは!自由主義研究所の藤丸です。

今回は「初心者のための経済学シリーズ」の第二回目です。

第一回目の「経済学とは何か?」は少しわかりにくかったかもしれませんが、今回の「コストとは何か?」は、わかりやすく、非常に重要な内容なので、是非御覧くださいね。

※第一回目はこちらです。シリーズは各回、完全に独立しているので、二回目からでも問題なくお読みいただけます。

突然ですが、皆さんは「コスト」と聞くと、何を思い浮かべますか?

例えば、買い物での物の値段を思い浮かべる人も多いと思います。

コスト=物の値段?

例えば服の値段を比較したり、買いたい車の値段を比較したりします。

しかし、コストについて考えるための正しい方法は、

単にある商品にかかった費用だけを考えるのではなく、それを手に入れるために放棄したあらゆる可能性を考慮することです。

アメリカのジャーナリストのヘンリー・ハズリットは、『Economics in One Lesson(邦題:世界一シンプルな経済学)』という本を書きました。

ヘンリー・ハズリット

この本の冒頭で、ハズリットはパン屋の話を紹介しています。

ある日、子どもが誤ってボールを投げ、パン屋の窓を割ってしまいました。

ボールが突然飛んできて、パン屋の窓を割ってしまった!

パン屋は、当然怒ります。

しかし、そこで訪れた友人から思い直すように諭されます。

窓は割れてしまったので、パン屋は新しい窓を買わなければなりません。