人間らしさと処理能力が「miraio」最大の特徴

カスタマーサービスに革新——“つながらないストレス”と“カスハラ”にAIオペレーターが挑む
(画像=『Business Journal』より 引用)

「miraio」は、高度な言語処理能力と対話能力を兼ね備えたAIオペレーターだ。人間らしい受け答えと、正確な処理能力が「miraio」の大きな特徴。これは、AIビジネスライセンス、「PUT(プット)」を基幹エンジンのベースとし、コールセンター用に特化させることで実現したものだ。

「PUT」には、アップセルテクノロジィーズの特許技術「AIによるトークスクリプト自動生成」と、プラスゼロの人間のように意味を理解できるAI「AEI」が活用されている。「AEI」は、AIオペレーターによるハルシネーションリスク(※)を極限まで抑えることにも寄与している。

 発表会では、実際に「miraio」によるデモンストレーションも実施された。今回のデモンストレーションは、飲食店への新規予約を想定したもの。単純な選択肢を自動音声ガイダンスで選択していく、などの従来のものとは大きく違い、AIオペレーターとの自然な会話形式で予約が可能だ。

 アレルギー対応など、人間のオペレーターが漏らしがちな項目もカバー。会話の途中で、予約の変更などを挿入しても問題なく対応できる。

 発表会に登壇したアップセルテクノロジィーズCEO・高橋氏は「miraio」導入について、

「ユーザー側のストレスを一定程度改善できる上、人件費や育成コストなどのカスタマーサポートに関わるコストの抑制にもつながる」

と、そのメリットを語った。

※ハルシネーションリスク=生成AIが誤った情報を生成することによって引き起こされるリスク。誤情報の拡散や信頼性の低下などが事例として該当する。