外部からのフィードバックが得られにくく、成果が見えにくい仕事では、自己流のまま慣れてしまうリスクが高くなります。逆に、経験を重ねることで確実に上達が見込める分野であっても、知識の更新や意識的な改善を怠れば、成長は止まってしまいます。
これは「努力とは何か?」ということを考え直させる問題です。
努力が報われるかどうかは、それに掛けた時間でも、がむしゃらに頑張るという根性論でもなく「努力の質」にかかっているのです。
もしあなたが今、何かを続けているとしたら、「自分は成長できているだろうか?」「改善のための工夫をしているだろうか?」と、ぜひ一度問い直してみてください。
継続が本当の力になるためには、「変わり続けること」が求められているのです。
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参考文献
Do psychotherapists improve with time and experience?
Do psychotherapists improve with time and experience?
https://div12.org/do-psychotherapists-improve-with-time-and-experience/
元論文
Do psychotherapists improve with time and experience? A longitudinal analysis of outcomes in a clinical setting
https://doi.org/10.1037/cou0000131
The Impact of Individual Teachers on Student Achievement: Evidence from Panel Data
http://dx.doi.org/10.1257/0002828041302244
ライター
相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。