安藤さんのコワモテな部分と、一方で社員の皆さんを見ると全然コワモテな人いないなと思って・・・
安藤社長:アッハッハ(笑)、そうですね。
倉本:そういうよりモダンなというか、あまりコワモテじゃない部分が、さっき言った「資本」の論理的に水場を探すのにこっち行ったほうがいいんじゃないですかと色んな人が考えている部分と、油の世界のガッチリやるって部分を、シームレスにちゃんと連携させるっていう機能の部分に、識学さんが求められている役割があるんじゃないかと思って、もっとやってってくれたらと思ってるんですよね。
安藤社長:しっかりやっていきます。僕の色を消しながら(笑)
倉本:別に無理して消す必要もないと思うんですが、安藤さんも別にコワモテな部分だけが人格にあるわけじゃないけど、YouTubeメディアとかに出るとコワモテな部分を見せるとウケるから俺ももっとやらなきゃみたいになってるところがあるんじゃないかと思うんですけど、でも実際本読んだり会ったりしてみるともっと深い部分もいろいろあるわけですよね。
この「水と油をちゃんと繋ぐ」ための機能を提供するという話は本当に大きな話なんですが、例えば今電通のコンサル部門ってすごい伸びてるらしいんですよ。
電通のコンサル部門って5年前とかまでほんと傍流も傍流というか、いわゆる「代理店」ビジネスみたいなのが花形で、それに対してコンサル部門は端っこで地味なことをやってる人たちみたいな印象だったんですけど・・・
でも今は、例えばさっきのオアシスってファンドが花王に対してこうしろって言ってきた時とかに、言ってる内容自体は良いなと思って取り入れる時に自分たちの組織の強みが壊れないようにするために、「自分たちはこういう会社ですよね」ということを、電通の力でメッセージでまとめるっていうことを・・・
安藤社長:ああー、なるほど、社内向けにってことですね。
倉本:そうそうそう、そういう共通了解があればあるほど、外の意見も取り入れることが可能になるという・・・ここまで話したように、「規律とか共通了解があればあるほど、ちゃんと意見を取り入れることもできる」っていう話ですよね。