生成AIを使いこなす人であれば、高いスキルをパラレルで提供できるため、収入を増やしていくことが可能になる。筆者自身も今年に入ってから仕事が急激に増えた。正確に言えば、大幅に生産性が高まったことで、これまで以上に仕事を引き受ける余地ができた、という方が正しいだろう。
今後はそうでない人と大きな差がついてくるはずだ。ひいては老後も見据えた生き方に多大なる影響を与えるだろう。
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筆者はむしろ「一生働く時代」をポジティブに捉えている。老後の悠々自適な生活、は一時的な時代のボーナスタイムだっただけで、長い歴史を見ればこれまでが特別だったのだ。
そして「老後の生活のために嫌な仕事でも我慢」という生き方は不健全に思える。それなら一生働くと割り切って、スキルアップや本当に能力を発揮できる仕事を探し、時にはパラレルワークで「労働=嫌なもの」から「労働=生活」に認識を変えてしまえばいいと思うのだ。