数投目に「コツッ」とアタリを感じたのでリールを巻いてみると、引きはまったくなかったが、空巻きのときよりも何か重い。海面にはマアジの姿が現れ、無事に船内へ取り込み、オデコ(釣果ゼロ)を回避できて一安心だった。

次の投入ではカタクチイワシもキャッチ。

しかし、アマダイは外道の釣れ具合でタナを判断するのが王道とも言われているので、イワシやアジが釣れる=タナが高すぎると考え、ベタ底狙いに切り替えたところ、小型のオニカサゴがヒットした。

この魚がヒットしたタナをどう捉えるか悩ましいところだが、おそらく当日の正解はベタ底だったのかもしれない。
風が強くなり移動
その後、風がさらに強まり、オモリ60号では太刀打ちできなくなったため、20号を追加して計80号で釣ることにしたが、それでも正確なタナ取りは困難になってきた。
妻はアジやイワシが釣れたことからサビキ仕掛けにチェンジしたが、風の影響で手前マツリ(仕掛け絡み)に……。結局、このポイントも見切りをつけ、最後に我入道沖での釣りをすることにした。
我入道沖は断念して帰港
しかし、我入道沖へ向かう途中、かなりの風とウネリに見舞われ、操船にも緊張が走った。目的地へ向かう途中にある「静浦マリーナ」の沖合で妻と相談し、「富士ボーティング」に着岸サポート要請の電話を入れ、帰港することに決めた。
ところが、港内に入ると、着岸希望の船が集中し、渋滞が発生していた。普段は16時ごろに混雑するらしいが、この日は強風の影響で早めに帰港する船が多かったようだ。それを聞いて、早上がりの判断は間違っていなかったと確信できた。自分たちの番となり、スタッフのサポートで無事に着岸することができた。