これは相反することを言っておられて、件の発言を訂正していません。 再度質問した結果の回答が以下の通りです。

* 繰り返しになりますが、3月14日と18日の会見における中谷大臣の発言 を整理すれば、・C-17は新造されていないと承知している・運用中のC-17の維持整備に必要な部品を調達することはあると認識しているとの趣旨を述べたものと考えており、誤りであったとは認識しておりません。

これは二回の会見の発言を意図的に混同します。

第一回目の発言は完全に事実誤認です。それ対して追求した二回目の会見の発言ではパーツは作っていない、作っているとパラレルな発言をされています。

仮に「当然そのメンテナンスというのは必要ですからね。現在の航空機調達に支障がないような程度の部品の調達というのはあるとは思います」をもって、そのように報道室が主張するのであれば14日の発言は誤りだったことなります。ところが報道室は「大臣の発言は無謬である」との回答を繰り返しているだけです。この件はさらに質問を行っています。

そんななかでおこったのが件のT4事故について発言の訂正、しかも会見のやり直しまでしたわけです。随分扱いが違いませんか。

なぜぼくの指摘には訂正しないのか。2つの可能性があるかと思います。

記者クラブの追求には訂正をいれるが、記者クラブ非会員の会員の指摘には間違いを認めない。 「お気持ち」は訂正するが、事実誤認は訂正しない。

航空機が消耗部品無しで運用できないことは中学生でも理解できる道理です。その簡単な事実をどうして認められないのか。

だから質問者だったぼくはこの発言を引用する記事は書きませんでした。中学生レベルの常識があり、どうしても引用したいのであれば、報道室に大臣の発言は間違ではないのか?と言わせるでしょう。A棟10階の記者室から広報課まで歩いて30秒ですよ。

またぼく以外の記者クラブの記者たちが、この発言をおかしいと思わなかったのでしょうか。そう思っていたならば大臣発言の訂正を求めていましたよね。今回のT-4事故みたいに。