仮に控え選手中心で挑むとなれば、今季筑波大から加入したDF福井啓太にとっては、3月26日に行われたルヴァン杯1回戦のいわきFC戦(3-3の末、PK戦で勝利)以来の出番が期待でき、いきなりの古巣戦となる。大宮はFWファビアン・ゴンザレスやFWカプリーニら、助っ人外国籍選手を起用する“ガチ”のメンバーで臨むか否かが、勝敗を占うカギとなりそうだ。


ツエーゲン金沢 サポーター 写真:Getty Images

ツエーゲン金沢(J3・石川県代表)vs 中京大学(愛知県代表)

場所:金沢ゴーゴーカレースタジアム

昨2024年の第104回大会にも出場した中京大学。1回戦でびわこ成蹊スポーツ大学を破り、2回戦ではJ2ジェフユナイテッド市原・千葉を相手に0-1で惜敗した。

しかし、天皇杯本選には8回目(1998、2004、2010、2011、2018、2022、2024、2025)の出場となり、東海学生リーグ戦1部では常に優勝争い。インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)優勝1回、総理大臣杯優勝1回の実績を誇る大学サッカー界の雄だ。OBには今季J1柏レイソルに移籍し、レギュラーポジションを奪取したMF久保藤次郎がいる。

対するツエーゲン金沢は、J2昇格プレーオフを狙える位置にありながらも連敗が多く、不安定な戦いぶりだ。伊藤彰監督がメンバーを落とすという決断を下した場合、中京大はカウンター狙いで対抗し、僅差の試合やPK戦に持ち込む展開も考えられる。


天皇杯 写真:Getty Images

福井ユナイテッド(福井県代表・北信越リーグ1部)vs Honda FC(静岡県代表・JFL)

場所:テクノポート福井スタジアム

“JFLの門番”でアマ最強のHonda FC。例年はアマチュアシード枠での出場だったが、今大会は予選を勝ち抜いての本戦出場となった。