法政大学は古くから大学サッカーの強豪で、2019年大会ではガンバ大阪を2-0で破った実績がある。ザスパ群馬はJ3で中位に位置しているが、JFL降格圏との勝ち点差は少なく、リーグ戦優先でメンバーを落とす可能性が高い。
法政大は現在、関東大学リーグ2部ながらも、5月10日に行われた東京都代表決定戦で、昨2024シーズンの関東1部を制した明治大学を2-1で撃破。アマチュアシードの座をもぎ取り、勢いがある。
3年生ながらもFC東京への2年前倒し加入が内定しているFW小湊絆。同じく横浜F・マリノスに内定している3年生MF松村晃助。196センチの大型FWでJ3栃木シティGK相澤ピーターコアミの弟であるFW相澤デイビッド。U-17、U-19で代表歴のあるMF小池直矢。といったタレントが揃っている。
群馬は公式戦7戦勝ち無しからは脱したが、失点癖は改善出来ていない。ホーム戦であることはアドバンテージながら、隙を見せればサポーターの眼前で失態を冒す可能性もありそうだ。

カターレ富山(J2)vs 順天堂大学(千葉県代表)
場所:高岡スポーツコア サッカー・ラグビー場
法政大同様、大学サッカーの名門でありながら、関東大学リーグ2部を戦っている順天堂大学。しかし千葉県代表決定戦でJFLのブリオベッカ浦安・市川をPK戦の末に下し、出場権を獲得した。
主将のDF三輪椋平は、青森山田高在籍時に全国高校サッカー優勝を経験。MF福田凌も関東大学選抜に選ばれている。神村学園出身のMF抜水昂太に、ジュビロ磐田U-18出身の3年生DF松田和輝。といった将来性のある選手が在籍し、フィジカルでも戦術面でもJ2チームと互角に戦える実力を持つ。
一方のカターレ富山はJ2で苦戦しており、降格圏が見えている状況とあって、主力選手を温存する可能性が高い。順天堂大が守備を固め、セットプレーなど数少ないチャンスを生かせば、勝利のチャンスもあるだろう。
