こうしたスモールビジネスによって、年に数千万円から1億円超を稼ぐというのが、安定感と自由度を兼ね備えた、いちばん豊かな人達のように思います。

これからの富裕層は、「資産×自由度」の2軸で考える!

さて、冒頭で「富裕層の一般的な基準は資産額」と述べましたが、税や社会保険料を免れる上では、自由度の高さが重要になってきます。これを図にして見ると、以下のようになります。

資産は持っているが移動の自由度の低い人々が、左上の富裕層1.0と2.0、移動の自由度の高い人々が、図の右側に位置する、フリーランスやスモールビジネス経営者など「富裕層3.0」です。

ここで、「移動の自由度が高くても資産を持っていない人まで、富裕層3.0に含めるのか?」というツッコミが来そうですが、現時点では資産をあまり持っていなくても、どこでも稼げる力を持っている人は、ほぼ確実に、近い将来に資産も併せ持つことができるのです。こうした人を富裕層3.0に含める方が実態に即していると思います。

資産と自由度を併せ持っている「富裕層3.0」には、様々な仕事や生き方をしている方がいますので、今後の記事では、彼らにインタビューをしながら様々なケースを取り上げていこうと思います。

筆者、OWL Investments 代表取締役・弁護士の小峰孝史が執筆した新刊「富裕層3.0 日本脱出」が2024年12月25日に発売されました。

フリーランス・スモールビジネスオーナーが海外移住して、税負担を軽くし資産形成、お子様をバイリンガルに育てるための裏技を詰め込んだ、2025年の最新ノウハウ本となっています。