張り切って作った唐揚げに飛んできたひとこと

ある日の義実家での集まりに、私は気合いを入れて唐揚げを作っていきました。

ニンニクと醤油でしっかり下味をつけ、二度揚げでカリカリジューシーに。

家でも夫と子どもが「お店よりおいしい!」と言ってくれる自信作です。

義母や義妹たちは「美味しいね!」と褒めてくれ、心の中でガッツポーズ。

……が、義父は違いました。

一口食べた後の第一声が、

「悪くはないけど、唐揚げっていうより、なんか違うな。俺の知ってる味じゃない」

でした。

その瞬間、胸の奥にずっと溜めてきたものが、一気に噴き出しました。