組織の一体感は、一朝一夕で形成されるものではありません。長い時間をかけて、少しずつ育まれるものです。
組織の一体感を高めるために、即効性を期待して施策を打つのではなく、長い時間をかけることを重要視するといいでしょう。
この心構えだけで、適切な戦略が見えてきます。
一方で、長い時間をかけて組織の一体感を形成したあとは、それに見合ったパフォーマンスが期待できます。
ただし、「崩れ落ちるのは一瞬」というフレーズがある通り、一体感が生まれたあとも適切なマネジメントを心掛ける必要があります。
組織の一体感を高めた成功事例・取り組み事例
組織の一体感を高めた事例として、以下の5つの企業を取り上げます。
ヤッホーブルーイング
常磐興産
マクロミル
トヨタエンタプライズ
CBRE
それぞれ詳しく解説していきます。
事例1.ヤッホーブルーイング「よなよなビール」や「水曜日のネコ」などのクラフトビールを製造・販売するヤッホーブルーイングは、創業してからしばらくは赤字で苦しんでいましたが、ECサイトを改修することで業績向上に成功しました。
一方で現場では不満が高まり、一体感がある状況とは言えなかったそうです。
そこで社長自らがチームビルディング研修に参加。チーム作りの大切さを学び、それが組織の一体感に繋がったようです。
経営者が自らが学ぶことの重要性を教えてくれる事例です。
事例2.常磐興産スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産は、企業の信条や行動指針を記した「クレドカード」を全従業員に持たせることで、事業の方向性を社内に浸透させることに成功しました。
クレドカードを持ち歩くようにすれば、従業員はいつでも会社のビジョンを確認することができます。
コストもかからないず、すぐに取り入れることができるのが、クレドカードのメリットです。
事例3.マクロミルマーケティングリサーチを手掛けるマクロミルは、ピアボーナスⓇツール「Unipos」を導入することで、従業員の一体感を高めることに成功しました。