一体感に似ている言葉として、連帯感が挙げられます。

連帯感は「意識のうえで他とつながっている感覚」という意味があります。

「私たちはつながっている」と組織やチームの中で思うことがあれば、それが連帯感です。

一方で一体感は「各メンバーが1つにまとまっている」という感覚で、連帯感とはややニュアンスが異なります。

一体感は「共通の目標に全員が向かっている感覚」なのに対して、連帯感は「各メンバーが結束している感覚」ということです。

とは言え、どちらの言葉も組織のパフォーマンスに影響を与える重要なものであり、一体感と連帯感は相互関係にあると言えます。

組織の一体感が必要な理由

組織の一体感が必要な理由としては、以下の6つが挙げられます。

多様化が進んでいるから コミュニケーションが活発になるから 従業員の離職率が下がるから 忠誠心が強まるから 主体性がない若者が増えているから パフォーマンスが向上するから

それぞれ詳しく解説していきます。

理由1.多様化が進んでいるから

多様化が進んでいる現状が、組織の一体感を必要とする理由のひとつです。

現代社会はリベラルの意見が強く、ダイバーシティが推進されていることもあり、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が、1つの企業に集まるようになっています。

このような状況では、各従業員のビジョンややりたいことが一致しないことが多いため、組織としての一体感を意識的に作り出して、ビジョンを統一する必要があるのです。

理由2.コミュニケーションが活発になるから

組織の一体感が必要な理由として、コミュニケーションが活発になることが挙げられます。

特に現代はリモートワークが当たり前になっているため、以前に比べてコミュニケーションの量が落ちてしまいました。

組織の一体感を高めることができれば、リモート環境下でもコミュニケーションが活発化し、物事がスムーズに進むようになります。

理由3.従業員の離職率が下がるから