ライフスタイル全体がカギを握る
この研究ではアルコールだけでなく、食生活、運動習慣、大気汚染、ストレス、体型、教育水準など100以上の要素も解析対象となっている。そして明らかになったのは、突発的な心停止の最大63%が、生活習慣や環境を改善することで予防可能であるということだった。
特に保護効果が高いとされたのは、果物の摂取、パソコンの適度な使用(意外!)、そして白ワインやシャンパンの中程度の摂取だ。なぜこれらが効果的なのかは、まだ明確には解明されていない。白ワインに含まれる抗酸化物質の影響や、そうした酒を選ぶ人の社会的背景(健康的な生活を送っている層が多い)といった要因が考えられている。