お互いの意見を言い合うコミュニケーションは自分と違う意見同士がぶつかり合うことによってより長い時間ストレスを発生させ、余計に連携が取れなくなっていく原因になっている事に気づく必要があります。
3.役割と責任の不明確さ
誰が何を担当するのかがはっきりしていないと、仕事の漏れや責任の押し付け合いが発生します。これにより効率が落ち、パフォーマンスが低下します。というよりも誰がその結果に責任を持つのかまたその責任がある人がその責任を果たすために持つべき権限、決めるという権利を持っていなければいけません。
責任だけが明確でもその責任を果たせるだけの能力や決定権がなければその責任は果たせないため責任放棄の思考になってしまいます。
もし、責任は与えているが責任感がないと感じることがあるのであれば、一度その責任を果たすための能力または能力が足りないのであれば決定権があると思っているかどうかを確認してみてください。
そうすることで責任に向かって走れるはずです。 あとはチームが成果を上げるために必要な各役割が設定できているかがポイントです。
4.スキルやリソースの不足
チームメンバーに必要なスキルが欠けていたり、業務を遂行するためのツールや予算が不足している場合、期待される成果を出すのは難しくなる、というように考えがちになりますが、この考えは間違いです。
人の成長段階でスキルが足りないことや企業に潤沢な予算がないことは当たり前に起こることだからです。それを言い訳にするのであればチームで成果を上げることは不可能です。
必要なことは前述で述べた通り目標を達成できるというイメージにすることとその本人の今のスキルより少し上のチャレンジをチーム全員がすることです。かつ予算をかけずに達成確率を上げるためにはスピードを上げることが最善となるため、前述の1~3が重要となります。
5.モチベーションの低下
報酬、承認、成長機会の不足など、メンバーのやる気を維持する要素が欠けていると、積極性や生産性が下がります。チームの士気が低いと全体のパフォーマンスも落ちる。