落下の衝撃は?「時速240kmのバイク並」との声も

 ライス大学の天文学者パトリック・ハーティガン教授によると、「落下物は秒速約8km(時速約28,800km)で大気圏に突入し、最終的には時速約240kmで地表に衝突すると見られている」という。

 また、元々搭載されていたパラシュートシステムは、すでに展開済みであったか、経年劣化で機能しない可能性が高い。したがって、「速度を落とす手段がないまま」突入するリスクがある。

 ただし、そのサイズ(直径約1メートル)と質量(500kg)から考えて、「大都市への直撃がなければ被害は限定的」と見られている。

 ハーティガン教授は「衝突エネルギーは隕石と同程度だが、破壊力は限られる」としつつ、「それでも人口密集地への落下は避けたい」と警鐘を鳴らしている。

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(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)、『TOCANA』より 引用)