右ハンドルだと「ブレーキタッチ」がおかしい?

(画像=©tarou230/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
ブランド性やステータス性といった観点のほか、「左ハンドルの操作性」という現実的な側面に言及してくれたオーナーもいました。フィアットのアバルト500に乗る60代男性はこう話します。
「昔はね、ハンドルを右にして持ってきた輸入車って、ペダル配置がズレていたり、ブレーキのタッチが変だったりしてね。『無理に右にした』という感じが強くて、乗っていて気持ち悪かったんですよ。
実際にこのアバルトを買ったときも、右ハンドル車はペダルが左に寄っていて、やっぱり違和感がありましたね。昔に比べたら、全体的にはかなり改善されているんでしょうけど、もう自分の感覚が左になっていますし、今さら右には戻せないかな」(60代男性)
かつての「右ハンドル輸入車」の粗さを知る世代にとって、左ハンドルは単なる「こだわり」ではなく、信頼性の延長線上にあるものなのかもしれません。