「舶来品のありがたみ」がある

(画像=©Тарас Нагирняк/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
上の「輸入車らしさ」についての見解は、他のオーナーからも聞かれました。左ハンドルのメルセデス・ベンツEクラスに乗る50代男性は、以下のように語ります。
「正直、乗っていて不便に感じることも多いんですけどね。でもなんというか、輸入車って世界観も大切じゃないですか。左ハンドルであることで、本場の空気を味わうというか。
『舶来品のありがたみ』じゃないですけど、自分のなかで特別感があるんですよね。たとえば『右ハンドルのランボルギーニ』って、ちょっと違和感ありませんか?
まぁ今の若い人には通用しない感覚かもしれませんが、自分のなかで納得して乗れることが一番大事かなと」(50代男性)
このように、多少の利便性を犠牲にしたとしても、その車がもつ「文化的な背景」や「世界観」に価値を見出すオーナーは少なくないのでしょう。