この状態を解消するには、次のようなことを意識すると良いでしょう。

1. 「今日は何をするか」を具体的に決めておく
連休明けは、「何から手をつければいいか分からない」「どこから始めても気が重い」という状態になりがちです。
これは、脳がたくさんの判断を一度に求められ、疲れてしまうことが原因です。
これを軽減するためには、業務や行動の「構造化」が有効です。おすすめなのは、「やることをあらかじめ紙に3つだけ書いておく」ことです。
優先順位や順番も書いておくと、余計な迷いが減り、動き出しやすくなります。
少数のやるべきこととその順番をあらかじめ決めておく、という行動の単純化が、意思決定の疲れを防ぎ行動しやすくしてくれます。
2. 大きな目標より「すぐできる小さなこと」を重ねる
「もっとちゃんとしなきゃ」「理想通りにやらなきゃ」と思えば思うほど、体も心も動きにくくなります。
この時期は、「小さくても、できた」という感覚を積み重ねることの方がずっと大事です。
そのため、対処戦略として有効なのは、「目標のタイムスパンを短くし、成果を視覚化すること」です。
たとえば、「3日以内に仕上げる簡単な作業」「午後にひとつだけ処理する課題」を明確化し、それをカレンダーやアプリに記録する。
こういった“確実に終わること”を毎日ひとつこなすだけで、徐々に心にエンジンがかかってきます。
GWも明けて、ここからが本格始動だという気持ちで、長期的目標や理想像に向けて動き出そうとすると、エネルギーが枯渇しやすくなります。
やる気を出して頑張って動くのではなく、「少しずつ動いているうちに、自然とやる気が出てくる」という流れを意識すると、行動することがだいぶ楽になるでしょう。
3. 最初の一歩だけを決めておく
1の提案と似ていますが、こちらはそもそもまず動き出せないという問題に対処する方法です。