AI、偽装拠点… 巧妙化する手口

 彼らの手口は巧妙だ。生成AIで説得力のあるLinkedInプロフィールを作成し、技術面接ではチームで対応、さらにアメリカ国内にある「ラップトップ・ファーム」(物理的な拠点を偽装するための協力者の拠点)を利用して国内勤務を装う。一度採用されると、しばしば優秀な働きぶりを見せるという。画面の向こうにはチーム全体がいることが多いからだ。

 採用が決まった後、「家族の緊急事態」などを口実に、会社支給のラップトップ(ノートPC)を別の住所(ラップトップ・ファーム)に送るよう要求するケースもある。そして企業内に潜入すると、ログイン情報を収集し、マルウェアを仕掛け、最終的には企業から金銭を脅し取ろうと試みる、とFBIは警告している。

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(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI),『TOCANA』より 引用)